齢58になって、生まれて初めて大腸内視鏡検査を受けました。
昨年12月26日に神戸百年記念病院で受けた人間ドックの結果から、便潜血が2日間採取した資料のうち1本より検出されたということで、内視鏡検査を指示されたのであります。
神戸百年記念病院の人間ドックは結構人気があるみたいですが、残念なことに、胃の内視鏡検査については、喉頭の局所麻酔が雑い感じがしました。お陰で、胃内視鏡検査の間は何回もえづいてひどい思いをしました。
胃内視鏡検査は今まで数回経験がありますが、あんなひどい目に遭ったのは初めてでした。
しかし、この歳になると、親戚、犬友さん、仕事の関係者などいろいろな人があちこちに癌が出来たと、ある人は早目に発見されて無事に過ぎ、ある人は発見が遅れて命を落とし、ある人はかなり進行はしていたが、現代医療の技術に助けられて、でもかなり苦しんだ上、助かったと。いろいろな経過を取っているみたいです。
人生ここまで来れば、残りはおまけみたいなものでしょうが。仕事でも趣味でも何でも、少しでも長く楽しめるように、健康管理はきちんとやりたいと考えております。
さて、大腸内視鏡検査は、術者の技術レベルによって受ける側の苦痛の度合いに大きく差があること。ポリープや癌などの異常を発見しても検査即治療という対応が出来る出来ないとやはり大きく差があることが予想されますので。
いろいろ聴き合わせをしたりして、JR神戸駅北側にある青山内科クリニックで受けることに決定しました。
実際に電話で連絡を取ってみると、かなり人気のある病院らしくて、予約は1ヶ月以上先になるようでした。
最初に外来受診を1回受けて。検査の前の問診とか行ない、検査用の下剤などの資材をもらって。
検査の前日から繊維性の食物を摂らない食事制限を始めて。
検査当日は朝から絶食し、ポカリスウェットやアクウェリアスと同じ味の下剤を200ミリリットルずつ2時間くらいかけて合計1.8リットル飲んで、腸を綺麗に掃除して。
午後の4時過ぎからクリニックに行って、5時前から検査を開始して。
深目の沈静を希望したので、検査中はほとんど意識を失っていて、痛いも痒いも全く判らず。
約1時間後に検査は終了し、治療や生検が必要な病変は見つからなかったという結果を伝えていただき。
安心して帰宅することが出来ました。
大腸内視鏡を受診すると、年齢にも拠るようですが、100人中癌が発見されるのは2名か3名で、約70名に前癌性のポリープが見られるということであります。
今回は無事に終わりましたが。3年毎の定期検査を受けた方がよろしいということでした。
これで当面の健康についての心配はひと通りクリヤーです。 これからもワンちゃんネコちゃんと飼い主様の安心と幸せに貢献出来るよう一生懸命獣医診療をやって行きたいと思います。