すっかりご無沙汰しております。
4月、5月は狂犬病予防注射やフィラリア予防のシーズンですから。少しだけ余裕が無くなるのが正直なところです。
でも、不思議なことに。この時期は重病の症例がそんなに出ません。わんにゃんたちにとっては過ごしやすい良い季節だということなのでしょうね。
今日は第4金曜日ですので、いつものように特別養護老人ホーム鶴林園に犬猫幼児連れ訪問に行きました。訪問ボランティアの方もいつもの人たちばかりです。
訪問前に集合するようにと決められた午後1時45分に園の庭に行きますと。ボランティアの皆さんは大体集まっていて、犬たちを遊ばせながら談笑しておられます。
私は、久し振りに連れて来たベルジアン・マリノワのゴーシュの簡単な服従訓練とボール遊びをやりました。忙しさにかまけて、彼のトレーニングはほとんどやっていませんが。当面の紐付き服従は完璧にこなしてくれます。
ベルジアン・マリノワは、さすがに防衛訓練のエキスパートというだけあって。動物病院に出入りする業者さんのうち若い元気な人に片袖防御衣を持たせて咬ませてみると、それは、もの凄い威力の咬みを見せてくれるのがゴーシュであります。
ゴーシュはそれでも私のコントロールを完璧に受け入れてくれる素直な犬です。
ただし、私以外の人の言うことは、ほとんど適当に聞き流す程度であります。
動物病院スタッフがシャンプーをするのが困難になってしまったゴーシュを、日陰に止めた自動車に残して。午後2時過ぎから園の2階ホールで触れ合いの時間を持ちますが。あっという間に楽しい時間が過ぎて行きます。
この活動は、訪問を受けるお年寄りばかりが楽しいのではなくって、訪問に来た我々ボランティアも、犬猫幼児たちも、そしてこの活動を手助けする園のスタッフの皆さんも、全員が楽しく過ごすことの出来るということで。
自画自賛になるかも知れませんが。誰も損をしない。我慢しない。すごく有り難い活動なのであります。
この冬に産まれたコーギの赤ちゃんたちも順調に育って、車椅子のお年寄りの膝の上から床に飛び降りることが出来るようになりました。
触れ合いの時間が終わると、1階食堂で園のスタッフさんと訪問ボランティアの皆さんとでミーティングを行ないます。
今日もスタッフさんから、お年寄りの皆さんの毎日の生活の表情とこの訪問の時の表情との差とかのお話しもあり、来月もまた頑張って訪問に来ようと、心を新たにすることでした。
ミーティングが終わると、急いで動物病院に戻って、午後の診療を行ないます。
今日も楽しく過ごすことが出来ました。
ではまた。