今年最後の老人ホーム訪問ボランティア活動に参加して来ました。
ブルテリ・新田雑愛子とベルジアン・マリノワのゴーシュを連れて行きました。
どちらも4ヶ月令になったばかりです。しかし、愛ちゃんはもう半日ケージに閉じ込めていても排泄の失敗は無いのに。ゴーシュは半日と我慢出来ません。
しかも、庭に放したら、愛ちゃんはオシッコウンチを庭の土の部分に行ってきちんとやるのに。ゴーシュはコンクリートの上でしか排泄をしないのです。
更に、ゴーシュは私が正面に立って見下ろすと、卑屈な上目使いをしながら1回か2回オシッコを飛ばします。飛ばされたオシッコが私の靴にかかったりするととても不幸な気分になりますし、汚れたコンクリートの表面を後から拭き取ったり水を流したりと、いちいち面倒な事であります。
そんなわけで、このところゴーシュと関わり合うのが面倒で仕方が無くなっております。
とは言え、一旦我が犬としたものですから如何にしてでも付き合いやすい犬に育て上げなければなりません。
もっとも、こんなウレションと言うか?怖じションというか?の排尿の癖は、成長と共に改善することがほとんどですから。ここは辛抱のしどころであります。
道中そんなことを考えながら運転して、鶴林園の園庭に到着したのが午後1時43分でした。既に愛ちゃんをハンドリングしてくれる予定の訪問ボランティアのYさんも到着していました。
園庭の芝生広場で子犬たちを放して遊ばせます。他の訪問ボランティアさんの犬たちも交えてなかなかにぎやかでした。
2時前になると、犬たちは皆リード付きになって、園の2階ホールに上がります。訪問者は全員手洗いをしてから入ります。ノロウィルスやインフルエンザなどの感染症対策ですね。
愛ちゃんは、園庭で遊んでいる時も、訪問時間中も同じように天然無邪気な振る舞いでした。
一方のゴーシュは、園の玄関から中に入った途端に、異常なまでに大人しくお利口な振る舞いになってしまいました。
リードはひどく引っ張ることもなくなり、私が立ち止まると座ってこちらを見上げてますし。
心配していたオシッコの失敗も皆無でした。
2階ホールでの訪問の様子ですが、ゴーシュはリードを付けた状態で車椅子とか普通の椅子に腰かけたお年寄りの前に行って、「ご挨拶して。」と声をかけると、椅子の前で座ったり、車椅子に前肢をかけて顔をお年寄りの方に近付けます。
隣でお年寄りに抱っこされていた猫ちゃんには、気が付いているのか?いないのか?ほとんど無反応でした。
大人しい猫ちゃんはこんな活動には向いてますね。お年寄りに抱っこされるといつまでもじっと抱かれたままでいてくれています。
訪問活動時間が3時で終了しますと、1回食堂で訪問ボランティアと園の担当職員とでミーティングを行ないますが。
ゴーシュはテーブルの前で椅子に座った私の傍で、お座りをして、私の膝の上に顎を載せてじっとしていました。ミーティングを行なっていた時間は約20分でしたが。最初の15分くらい間ずうっとそんな態度で、そのうちに疲れたのか?私の足許で伏せをして過ごしてました。
この子には、こんな面もあったんだなあと、正直新鮮な驚きでした。
一方の愛ちゃんは、ずっとハンドラーのYさんに前肢をかけて、もちろん与えませんが、食べ物をおねだりしたり。私にちょっかいをかけそうになったりと、終始落ち着かない態度でした。
愛ちゃんもそろそろ服従訓練を行わないといけない時期に来ているみたいです。
ゴーシュは、多分ですが。ほんのちょっと私と一緒にいる時の振る舞いを威圧的でなく優しく教えてやれば、完璧になると思います。むしろあれこれといじらない方が本犬の自信を取り戻すためには良いのではないか?と感じています。